プラダの上半期売上高は前年同期比29%増

イタリアの高級ブランド品会社プラダ・グループ（Prada Group）は本日、2010年度上半期の決算を発表した。海外メディアが本日報じた。報告書によると、プラダグループの上半期の売上高は前年同期比29%増加し、主にアジア市場での需要が伸びたためだ。 

プラダグループは財務報告書で、7月31日までの上半期の売上高は9億4300万ユーロ（約12億3000万ドル）だったと発表した。プラダグループは純利益データを公表していない。

プラダグループによると、アジア市場は「依然として最も動力のある市場」であり、この市場の売上高は前年同期比70%増加した。これに対し、プラダグループの上半期の米国市場での売上高は前年同期比41%増、欧州市場での売上高は同37%増だった。

フランスの高級ハンドバッグやシルクネクタイメーカーのエルメス・インターナショナル・SCA（Hermes International SCA）、英国の最大手高級小売店Burberry Group Plc（Burberry Group Plc）などの高級品会社は、最近の景気後退サイクルを経て、個人消費者が高級品分野での支出を増やし始めているため、売り上げが伸びていると報告している。プラダグループは6月、IPO（初回公募）方式でいつ上場するのが「最適なタイミング」なのかを評価するために、市場動向を追跡していると発表した。

プラダグループはミューミュー（Miu Miu）、Car Shoe、Church’sなどのブランドを運営しており、中でもプラダやミューミューなどのブランドは「特別」に成功している。プラダグループは世界70カ国以上で皮製品、衣料品、アクセサリーなどの贅沢品を販売している。