河北省高陽市、40社余りの捺染企業の生産能力を統合して園区に

4月2日、河北省保定市高陽県共有智造・生態捺染産業園内にある聖翔染工場では、労働者が生産ラインで秩序立てて忙しい。各工程のスマート管理ディスプレイでは、シリンダーの状態、生産進捗などのデータがリアルタイムに更新され、一目でわかるようになっている。　　

「我々は捺染全プロセスのデジタル化共有プラットフォームを構築し、共有実験室を建設し、透明化生産管理を実現し、作業場全体の生産効率を30%向上させ、単位エネルギー消費を5%減少させ、コスト削減とエネルギー資源の最適化利用を実現した」と聖翔染工場の許海生生産工場長は紹介した。　　

ここ数年来、『河北省特色産業クラスター「共有智造」行動方案』を実行し、雄安新区の生態環境の安全を守り、雄安に隣接する高陽県は積極的に共有発展モデルを模索し、紡績産業のアップグレードを持続的に推進し、捺染企業を園区に入居させ、「伝統産業——循環経済——共有智造」のバタフライアップグレードを実現し、緑の持続可能な発展の道を歩む。　

「聖翔染工場は智造・生態捺染産業園を共有して生産に成功したプロジェクトの1つです。私たちは前後して全県に分散している40社以上の捺染企業の生産能力を統合して園区に入り、総投資額14億2500万元の13の捺染入園プロジェクトをスタートさせました。現在、13のプロジェクトはすべて建設に着工し、9つのプロジェクトの主体はカバーしており、7月末までにすべて生産に着手する予定です」高陽県経済開発区の副主任は、プロジェクトがすべて操業を開始した後、園区は1800余りの製織企業に染色共有サービスを提供することができ、43万トンの年間生産能力を形成し、生産額は21.63億元に達し、生産コストは10%-15%減少したと期待している。　　

それだけでなく、園区は企業に原材料の集中購買、物流倉庫の集中管理などのサービスを提供し、コスト削減と効果アップを実現した、汚水集中前処理モデルを採用し、企業の汚水処理建設のために3.25億元を投資し、年間運転コスト1080万元を節約する。既存の捺染企業8社の分散熱供給ボイラーを停止し、園区の集中熱供給の全カバーを実現し、余熱資源の回収利用率は70%以上に達した、技術的に汚水処理場を改造し、毎日約6万トンの再生水を園区企業に直接供給し、年間平均2000万トン近くの地下水を節約している。　　

生産能力共有、サービス能力共有のほか、高陽県共有智造・生態捺染産業園には革新孵化センターが建設され、知恵管理プラットフォーム、科学創センター、事務ホール、公共サービス、観光客サービスセンターなどの関連施設を備え、統一的な事務所、管理プラットフォーム、技術サポート、不動産管理、創業指導などの関連サービスを提供している。同時に、技術の改善、検査・測定、汚染対策をめぐって、同県は「政府の誘導、企業と科学研究機関の共同参加」モデルを採用し、科学技術成果の研究開発転化協力プラットフォームを積極的に構築し、企業が研究開発成果を共有し、研究開発コストを分担し、投資リスクを下げ、共同建設・共同投資・共有の利益共同体を形成するのを助けた。

（出所：保定日報）