ベトナムの紡績服輸出、2023年上半期に縮小の見通し

ベトナム経済紙は11月25日、最新の紡績アパレル業界展望レポートを発表し、マクロ経済情勢の悪化が消費者支出に圧力をかけていることに加え、米国という主要輸出市場がインフレを続けていることから、ベトナムの紡績アパレル業界の輸出は2023年上半期に縮小する見通しだと報じた。これまでのデータによると、米国の衣料品と靴の小売額はインフレがピークに達した後、8 ~ 10カ月かけて徐々に正常に回復してきた。同時に海運注文の渋滞が予想より早く回復し、新規注文量が適時に調整されなかったため、8月の米国の衣料品と靴の輸入量が過去最高に増加し、2022年第4四半期から2023年上半期の在庫超過に圧力をかけた。2022年10月以来、ベトナムの主要輸出市場で衣料品の靴類小売額がマイナス成長を見せ、同国の紡績衣料企業が新たな挑戦を迎えることを予告している。